オーガニック フルボ酸が商品化されるまで Uさんの実験

JGS会員専用facebookページの記事より 2015年3月の記事 投稿者 U様


まず、矢車の煮沸から投入。
写真のように煮沸消毒兼煮汁作製。矢車自体はネットに入れ濾過槽へ入れました。ペットボトルに入っているのが煮汁。これを僕は染料として仕事で使います。タンニン系ですので赤茶を呈しています。

 

 

 

 

 

 

②矢車とフルボ酸の実験

1.水250mlと先の煮汁を200mlをペットボトルに入れ

 

 

 

 

2.そこにフルボ酸をキャップ一杯

 

 

 
3.入れた瞬間から黒化(タンニンと鉄分が付き、いわゆるお歯黒状態と考えられます)

 

 

 

 

 

4.元と比べると黒くなりました。沈殿は見えません。

 

 

 

 

 

これをもとに、僕は矢車とフルボ酸(赤)での実験をしていこうと思います。


昨日水替えしました。
ここに先ほどの矢車を入れて水をまわしましたが、その前後写真です。

 

 

 

 

写真では変化がわかりにくいですが、ブラックウォーターを入れたあとといった感じでした。(僕の見た目ですが、適量の半分って感じでした。)
ちなみに矢車は160個入れています。


しばらくして、同システムの水槽の色味が一様になってきたところで、フルボ酸(赤)を2本投入しました。
水が黒化していき、皆さんほどではないのですが、視界も悪くなってきました。

しばらくこの実験を続けていこうと思います。今晩からデータもとっていきます。が、他の人の結果が良ければ、すぐやめちゃうかも・・・

 

 

 

 

記事へのコメント

入江
フルボ酸の赤(透明)でも白濁りしますね。
水道水で試験した時は、濁らなかったです。
水槽水の何かと反応して濁るようです。
飼育水によって濁り方も異なるようなので、何が関係しているのか?
PH調整剤は使いました?

入江
うちの魚もこんな感じに寄り添ってビビりまくっていました。アマゾンのビデオでこんな感じのディスカスを見たことがあるような・・。

Uさん
調整剤使いました!入江さんが覚えてくれてるかどうか・・・水場で200L+100Lの溜水、風呂場で200Lの溜水を作るのですが、丸1日曝気後のpHが平均7.8と高いです。これを規定量のpHーを入れて更に半日くらいおいて7.0付近にしてから水替えをしています。どうしても水替えに必要と考えているのですが・・・

Uさん
今水槽を見てくると、更に黒く白濁りしていました。ビビって固まっていますが、そろそろご飯の時間なので寄ってくるのがおかしいです。

入江
なるほど。店の場合は、水換えをしないで(2~3週間)投入しました。するとYさんのように濁りました。Yさんも、水換えしないで投入したようです。
Uさんは、水換え後に投入しましたが、PHマイナスで弱酸性にしました。PHマイナスは、リン酸が入っている場合が多いです。
水に硝酸やリン酸などの酸化物質が多く含まれていると、即時にフルボ酸と反応していると考えられます。リン酸カルシウムや硝酸カルシウムになっていると思います。
宇都宮さんの水道水は、比較的に軟水なので、PHマイナスを使わないで水換えする方法を考えてもよさそうです。
例えば、汲み置きの段階で矢車で少し濃いめに処理すると、KHは下がるので、PHマイナスを使うとしても少量で済みます。矢車で濃いめに処理した場合のPHは不明ですが、例えばPH4とか5に出来れば、給水時にブレンドしながら入れると、そこそこ理想のPH値になるでしょう。また、フルボ酸もPH2.5くらいなので、これもKHを下げますので、フルボ酸と矢車を使ってKHを下げて、この酸化物でPHも調整出来れば、PHマイナスは不要になります。店では、水換え時にPHを下げることはしていません。たぶん、PH7.8~8くらいにはなっているでしょう。それでも大丈夫です。
PHマイナスを投入することで、フルボ酸を無駄に消費することになります。脱PHマイナスを模索していきましょう。

Uさん
なるほど・・・そういう手がありますか!水替え前のpHは通常5くらいになっています。ここから7.8の水を入れるのがどうしても抵抗がありました。矢車とフルボ酸を入れてpHを下げますか!なるほど、なるほどです!次回からそうしてみます!!

入江
PHマイナスなどを使うとPHは下がります。中性からアルカリ性の水に酸性の液体を入れるので瞬時に下がりますが、これは一時的な変化です。通常は、翌日にPHは上昇しています。
翌日には、PHは上昇して、最初のPH値くらいまで戻ってしまいますが、KH(炭酸塩高度)は下がっています。PHは元通りでも、KHが下がることで、酸性になりやすい水に変化しています。
矢車やフルボ酸は酸性ですが、PHマイナスと同じ原理です。一気に入れれば、PHは下がりますが、瞬時に下がるのは元に戻ります。でもKHは下がっています。
KHが低い水に矢車やフルボ酸の酸性物が存在すれば、PHは下がったまま安定します。それがKH1以下でPHは6以下です。
PHが下がってもKHが2とかあれば、PHは上がります。
KHが1以下で、PH6.8ということもあります。この場合は、ほんの少量の酸性物質(PHマイナス、フルボ酸、矢車)でPHは下がります。
汲み置きで、何日かかけて矢車やフルボ酸で処理するといいかもしれません。

Uさん
ありがとうございます。次回水替えで再度仕切り直してみます。今回は鉄と矢車の赤黒い反応色がどのくらいもつのか?というところあたりを中心に見ていこうと思います。

 

⑤今日はこれで終わりです。

元の色とどれくらい違うか・・・
一つ水を止めていたのですが、こんな感じです。

写真は山Cです。今9匹いますが、すっかり大きくなりました。先輩方に怒られながら育てた山Cが大きくなっていく・・・感無量です。余談でした。

コメント

入江
写真でも水が黒く見えます。
明日には透明になっていると思いますが、黒さが残っていればいいな~。
昨日、Yさんが話していましたが、鉄分を多く含む水道水の地域(どこかの田舎らしいです)のテレビを見たそうです。そこの地域に人は長生きするそうです。水道水を沸かして、お茶をいれるとお茶が真っ黒になるそうです。ディスカスも長寿になればいいですね。

Uさん
はい、そのロジックと同じかと思われます。長寿に期待します!!

 

Uさんの実験について LD入江

Uさんは、矢車を使って水作りをしました。タンニンとフルボ酸を使った実験です。この実験あたりから脱PHマイナスを考えるようになりました。そして脱添加材。PHマイナスでPHを下げることは、ディスカス水槽にとって必要なのかもしれませんが、間違いなくバランスは悪いと考えます。

 

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